
皆さん、こんにちは😌
今回は皆さんが仔犬を迎え入れて、
わんちゃんの教育を考えた時に
最初に思い浮かべるであろう
「パピートレーニング」について
解説しようかと思います。
そもそもパピートレーニングって?
私が思うパピートレーニングとは、
同じ家族の一員として生活していく上で
最初に教えるべき「しつけ」だと
考えております。
(ちなみに今回、トイレトレーニングは除きます)
いやいや、そのまんまじゃんか!と
ツッコミが入りそうですがそもそも
皆さまが意外に「この場合のしつけ」を
理解していない方が多いと思うんです。
皆さまが仔犬を迎え入れて考える
「しつけ」ってオスワリ、フセ、マテ、
コイなどが殆どだと思います。
そこではないんです!
私が考えるパピートレーニングに於いての
「しつけ」とは
「大人しくブラッシングが出来ること」や
「大人しくタオルで体や足を拭けること」、
「大人しく歯磨きが出来ること」などで、
要するに仔犬が苦手であろうことが
「克服出来ること」なんです。
私がいつもお客さまに説明している
お利口か否かの基準は
「その子に苦手なことを求めた時、
我慢が出来るかどうか」ですよ、と
よく耳にしていると思います。
たまにカウンセリングの際に
「うちの子はこんなにお利口なんですよ」と
オスワリやフセ、オテオカワリ、マワレなどなど
沢山の芸を披露してくれる飼い主さまが
居られます。
その方は「うちの子はこんなに芸が
出来るけど、それでも教育って必要ですか?」と
仰っていましたがそこじゃないんです。
オヤツを手にしてやる芸はだいぶ違うんです。
いや、全然違うんです!
仔犬って基本的にじっとしてられず
暴れん坊だと思います。
そんな状態の子に
人と一緒に生活していく上での
しつけを教えていく過程が大事なんです。
苦手なことにチャレンジして
克服すること。
得意なことをその子にいくら求めても
楽しいだけですよね。
じっとしていられない暴れん坊に
「大人しくブラッシング」や
「大人しくタオルドライ」って
我慢でしかないと思います(笑)
オヤツで気をそらしてササっとでは
「しつけ」ではないのは
もう理解出来てきていると思います。
馬の鼻先に人参、のような状態は
少々違います。
それにオヤツで誤魔化せない子は
どうするの?と。
暴れん坊の時期に、
わんちゃんとしっかり向き合うことが
大事なんです。
ですから実はこの時期のトレーニングが
1番大変な子も多いはずです。
暴れん坊のイヤイヤ期に
我慢を求めないといけない訳ですから
反発する子も多いです(笑)
でも、そのような時期に
しっかりと向き合う方、
向き合おうとする方はその後の
結果が全く違うはずです。
仔犬が苦手なことや嫌いなことに
直面すれば「暴れる」、「逃げる」、
「怒る」だと思いますが、
このままだと野生動物と変わりません。
ですから、野生動物と変わらない状態の
仔犬にしつけとして「人間と
生活していく上で直面する苦手な
ことや嫌いなこと」を克服していくことが
一つの目的となってきます。
最初は苦手なブラッシングをすると
暴れて抵抗していた子が教育を経て、
少しずつ飼い主さまの声が届くようになり
リラックスしてブラッシングが
出来るようにするのが一つの理想です。
このようにパピートレーニングの目的は
苦手なことや嫌いなことから目を背けないで、
その子その子のペースで教育をして
「出来ることを一つずつ増やしていくこと」が
パピートレーニングの最終的な目的、
目標となっていきます。
それと最後に、「我慢させること」に
意識がいきすぎて最も大事な「ほめること」を
忘れてはいけませんよ。
わんちゃんだってほめてほしい生き物ですからね🙋♂️